2012年度 第3回 生涯学習特別講義のご案内

『健康をささえる生体リズム ‐Knowledge for well-being
(よりよく生きるための知恵)』

「生涯学習特別講義」は人間総合科学大学独自のネットワークにより、社会の第一線で活躍する著名な先生をゲスト講師として招き、講義やパネルディスカッションを行う特別講義です。

本年度第3回の生涯学習特別講義は、健康を支える生体リズムについて幅広い議論をします。なお本特別講義は学外の一般の方々についてもすべての講義が参加可能ですので、学びたいとおっしゃるご友人やお近くの方にもぜひお声掛けください。

本学会認定『心身健康アドバイザー』称号取得者は、受講により称号更新時における2ポイントを獲得します。
参加を希望される方は、下記の申込要領に従って手続きを行ってください。

『心身健康アドバイザー』称号を取得されていない方は、こちらの申込手順に従って手続きを行ってください。

日時

2013年3月16日(土)
9:30~16:50

場所

人間総合科学大学 蓮田キャンパス(埼玉)
JR蓮田駅 徒歩約13分もしくはバス4分
会場へのアクセスはこちら

ゲスト講師

130316_1『体内時計の秘密 ―メラトニンから時計遺伝子へ』
飯郷 雅之先生
宇都宮大学農学部 准教授

ヒトを含めた生物の生理、行動、代謝などみられる日周リズムの多くは体内時計(生物時計)によってコントロールされています。ヒトにおける体内時計の機能障害は、時差ボケ、睡眠障害、不登校などの原因となり、現代社会の問題のひとつにもなっています。

本講演では、ヒトの体内時計の性質を実生活に即してお話しいたします。また、体内時計のスイッチのオン、オフの仕組みを司るホルモンであるメラトニンや、時計遺伝子群による体内時計の制御機構について解説いたします。
→ゲストプロフィールはこちら

本学講師

130316_2『健康をつかさどる体内時計』
青木 清先生
人間総合科学大学・大学院 教授

生物のほとんどは体内時計を持っている。ヒトには脳内に主時計があり、抹消の時計は前身の細胞にある。時を刻む機能は、時計遺伝子としてプログラムされている。
 心身健康科学の立場から体内時計について述べるなら、「体内時計」にさからった生活は健康に重大な影響を及ぼす。ヒトは夜になったら寝て朝になったら起きて、きちんとした食事を朝・昼・晩の決まった時間をとり、そして疲れたら憩う。このことはあたりまえのことであるが、体内時計に従うことは現代人にとって、もっとも必要とされる健康法である。


130316_3『生体リズムは生物の寿命に影響を及ぼす?』
庄子 和夫先生
人間総合科学大学・大学院 教授

近日掲載予定


130316_4『からだのリズム(振動現象)とこころ』
小岩 信義先生
人間総合科学大学・大学院 准教授

人間には年、月、日、時間、分、秒単位の様々なリズム現象が存在する。本講演では我々の体に観察される分・秒単位の振動現象に着目し、こころとの関連を探ってみたい。中でも循環器系、呼吸器系、神経系特徴的な振動現象を取り上げて、生体の調整機構(アロスタシスシステム)とこの調整機構を統合する脳との関連性に触れる。さらに、振動現象相互間に確認される関係性から(例えば、心拍-呼吸間、呼吸-脳間等)、こころとからだに存在する有機的な繋がりについて検討し、心身ともに健やかな生活を送る知恵を探ってみたい。


130316_5『生体リズムと女性の心身健康』
鍵谷 方子先生
人間総合科学大学・大学院 准教授

人間を含む地球上の全ての生物は、体内に地球の自転や公転に伴うリズムをもつ。人間以外のすべての生物が体内時計に合わせて自然環境に適応して生きているのに対し、現代の人間の場合、社会的環境に合わせて様々な生活スタイルを営んでいることが多い。社会的環境と体内時計のリズムが極度にずれた場合には、心身の健康が損なわれる。特に思春期以降の女性の場合では、女性ホルモンのリズムによる身体の周期的変化が加わるため、自分自身の身体の状況を知り、環境の中で最適な生活を営むことが大切である。

※ 講師、講演内容は一部変更となる場合がございます。

受講料

無料

受講申請期限

~3月7日(木)必着【申請期限厳守】

受講許可書本学発送期日

~3月12日(火)

心身健康アドバイザー更新ポイント

2ポイント

申込要領

往復はがきに以下の通り記載の上、送付願います。
受講許可書は往復はがきの返信をもってかえさせていただきます。

postcard

重要!

受講終了時に、上記「受講許可書」と引き換えに「修了証」(※)をお渡ししますので、当日は「受講許可書」を忘れずにお持ちいただくようお願いいたします。
なお、修了証は全時限受講された方のみに発行いたします。
※ 『心身健康アドバイザー』称号更新申請時に必要となります。