2013年度 第1回 生涯学習特別講義のご案内

健康科学と最新医療(2)頭痛・めまい

「生涯学習特別講義」は人間総合科学大学独自のネットワークにより、社会の第一線で活躍する著名な先生をゲスト講師として招き、講義やパネルディスカッションを行う特別講義です。

本年度第1回の生涯学習特別講義は、「頭痛・めまい」について幅広い議論をします。
なお本特別講義は学外の一般の方々についてもすべての講義が参加可能ですので、学びたいとおっしゃるご友人やお近くの方にもぜひお声掛けください。

本学会認定『心身健康アドバイザー』称号取得者は、受講により称号更新時における2ポイントを獲得します。
参加を希望される方は、下記の申込要領に従って手続きを行ってください。

『心身健康アドバイザー』称号を取得されていない方は、こちらの申込手順に従って手続きを行ってください。

日時

2013年7月6日(土)
9:30~16:50

場所

人間総合科学大学 蓮田キャンパス(埼玉)
JR蓮田駅 徒歩約13分もしくはバス4分
会場へのアクセスはこちら

ゲスト講師

130706_1『めまい:最新の診断と治療』
岡田 智幸先生
聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科学准教授
横浜市西部病院病歴部長・耳鼻咽喉科部長

複雑化・多様化を極める現代社会。例えばITをめぐるユビキタス社会背景の到来は、めまい・平衡障害の訴えをより複雑に修飾していると思われる。有名なめまいを来す疾患や、現代のIT社会における複雑なめまい患者さんの病態から、めまいの最新診断と治療についてお話したい。
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130706_2『頭痛の最新医療―病態解明とチーム医療について』
坂井 文彦先生
埼玉国際頭痛センター長、日本頭痛学会理事長
埼玉医科大学客員教授

頭痛の起こるメカニズムがわかってきた。片頭痛は脳硬膜血管、緊張型頭痛は後頸部筋群が痛み発生源であり、頭痛の増悪は脳細胞反応性亢進と痛み調節系障害によると 考えられる。治療法を考える上で重要である。
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本学講師

130706_3『頭痛・めまいを理解するための基礎知識』
河野 慶三先生
人間総合科学大学・大学院 教授

今回のテーマである「頭痛・めまい」は日常の診療の場で訴えられることの多い自覚症状です.その大部分は生死の問題に直結するものではありませんが,きちんとコントロールしないと,日常生活の質(QOL)を著しく低下させます。
 今回は4人の演者がそれぞれの専門的な立場から話をされるので,ここでは,その理解に必要な,「主訴,愁訴」「自覚症状と他覚所見」「症候群と疾病」「急性・亜急性・慢性」「一次性・二次性」などの医学用語を解説し,どのようにして診断を進めるかをお話します。


130706_4『心療内科からみた頭痛・めまい』
矢吹 弘子先生
人間総合科学大学・大学院 教授

頭痛もめまいも、心療内科を訪れる患者さんには非常によくみられる“ありふれた”ともいえる症状です。しかしその種類や問題のあり方は多様で複雑で、治療が難しい場合も少なくありません。心療内科からみた頭痛とめまい、頭痛とめまいにおける心身医学的な観点をご紹介したいと思います。


130706_5『東洋医学からみた頭痛・めまい』
久住 武先生
人間総合科学大学・大学院 教授

西洋医学と、東洋医学とは身体に対する考え方が異なります。東洋医学では、心身をひとつの小宇宙としてとらえ、そのバランスの崩れたときに病やその症状が発症すると考えます。今回は、頭痛とめまいに関して、東洋医学的な考え方、対処の仕方をお伝えしますが、頭痛もめまいも心身のバランスと非常に関係が深いのです。例えば「頭痛」も「めまい」も、ストレスや心身の疲労、睡眠不足といった誘因(外因)から発症することが多いといわれていますが、一方、自律神経や頸部の機能的・構造的な素因(内因)が重要視されています。
東洋医学の古典で2000年ほど前に著された『黄帝内経』に記載がみられる「頭痛」や「めまい」。今回は東洋医学的な診断、鍼刺激を利用した治療などにも触れながら、心身のバランスと発症の機序について考えていきます。

※ 講師、講演内容は一部変更となる場合がございます。

受講料

無料

受講申請期限

~6月27日(木)必着【申請期限厳守

受講許可書本学発送期日

~7月2日(火)

心身健康アドバイザー更新ポイント

2ポイント

申込要領

往復はがきに以下の通り記載の上、送付願います。
受講許可書は往復はがきの返信をもってかえさせていただきます。

postcard

重要!

受講終了時に、上記「受講許可書」と引き換えに「修了証」(※)をお渡ししますので、当日は「受講許可書」を忘れずにお持ちいただくようお願いいたします。
なお、修了証は全時限受講された方のみに発行いたします。
※ 『心身健康アドバイザー』称号更新申請時に必要となります。