会長就任の挨拶

日本心身健康科学会の新たな地平を拓く

会長 久住武 この度、日本心身健康科学会第 5 期の会長を仰せつかりましたこと、大変光栄に思うとともに、身が引き締まる思いです。丸井英二前会長の後任として、変革の只中で舵操りを行うということに責任の重さを痛感しているところです。

 混迷する世界情勢、急速な少子高齢化に直面している日本、進展するAIなどの技術革新など、将来の社会像を描きにくい現代、人々はいかに「生きるか」、特に健康や幸福についての関心が年を追うごとに高まっています。日本心身健康科学会は ”こころ”と”からだ”の相関関係を基盤に人間の総体を科学的・統合的に探究し、21世紀における健康科学の中心となる学問領域の構築を引き続き行い、現代の日本社会のみならず、世界の抱えるさまざまな「健康」「生命」「幸福」といったグローバルな問題や「医療」や「保健」「栄養」といった専門領域までを包括した研究・教育及び啓蒙活動をいっそう推進していきたいと思います。

 さらに心身健康科学を目指す若い方々が、未来の人々の健康と幸福に寄与するために、年齢、地域、国籍、ジェンダーを越えた多様な人たちに参加していただきながら、グローバルな視点での活性化を図っていきたいと考えています。そのためにも、大学などの教育研究機関ばかりでなく、実際の生活現場において健康を直接支えている関係者の方々の研究論文や活動報告などを通じて、生活する者のための研究・教育・実践(民生日用の科学)の蓄積も積極的に行っていきます。

 心身健康科学会の取り組むべき課題は多いですが、会員の皆様にとって有意義な情報交換の交流の場となり、充実した活動を展開できる学会となるよう、努力していきたいと思います。最後になりましたが、副会長はじめ役員の皆さま、および事務局職員のご協力とご支援に心より感謝申し上げます。同時に会員の皆様には、ひとりでも多くの方が学会会員であることに意味を見出し、活躍いただくことを期待しておりますとともに、引き続きのご支援を心からお願いいたします。

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