「タンパク質分子相互作用のArtと、それにより解明された人体のArt」
日程 2015年9月11日(金)
開場 17:30
開演 18:00~20:00
会場 人間総合科学大学 東京サテライト(御茶ノ水)
講師 遠藤 隆行
人間総合科学大学 人間科学部 人間科学科・准教授
主催 人間総合科学心身健康科学研究所
参加費 500円(資料代・飲み物代含)

講師紹介

遠藤 隆行(えんどう たかゆき)
博士(歯学)
人間総合科学大学 人間科学部 人間科学科・准教授

【主な経歴】
・東京歯科大学歯学部 卒業
・東京歯科大学大学院歯学研究科 修了
・東京歯科大学歯学部生理学講座(講師)
・University of Chicago(客員講師)
・千葉県立保健医療大学健康科学部(准教授)

【講師からコメント】
 私のメイン研究テーマは脳幹孤束核細胞(NTS)の情報統合様式を明らかにすることでした。NTSは顔面神経、舌咽神経、迷走神経などの多くの感覚神経の入力を受け、それらを統合し、心肺機能や呼吸機能などを調節する自律神経機能統合中枢です。特に、NTSにも多数発現している、膜7回貫通型・Gタンパク質共役型受容体(7TM-GPCRs)の細胞内シグナルに的を絞って研究を進めてまいりました。7TM-GPCRsは、感覚・認知、循環調節、ホルモンや神経伝達物質の作用発現、生体防御など多様な情報ネットワークに関与します。体内の全受容体の約80%を占め、現在使用されている臨床薬の約50%のターゲットとなっています。このNTSにおける7TM-GPCRsの細胞内シグナルを紹介します。
 さらに、海馬において、細胞内分子動態を掌握出来る最新のバイオイメージング法を用いてタンパク質分子同士の相互作用を解明することに成功しました。これにより明らかになった中枢神経系のネットワークの一端を紹介します。

【代表著書】
・「Trends in Brain Mapping Research」,Nova Biomedical社
 

お申し込み方法

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主催:人間総合科学心身健康科学研究所
共催:人間総合科学大学 日本心身健康科学会