第26回 日本心身健康科学会 学術集会 開催報告
2018年2月24日(土)に、人間総合科学大学蓮田キャンパスにおきまして、第26回日本心身健康科学会学術集会・人間総合科学大学大学院研究発表会 合同大会を開催致しました。
今回の学術集会は「心身健康科学の新たな展開」をメインテーマとして、人間総合科学大学大学院修士課程の研究発表会の合同大会として開催されました。午前中に5題の一般口演が行われ、午後には人間総合科学大学大学院研究発表会、会長講演、教育講演と盛りだくさんの内容で行われました。
まず一般口演では、5題の演題発表があり、心身健康科学のけん引する新たな発表と、活発な質疑応答が行われました。午後には、人間総合科学大学大学院修士課程の発表会として、40題に迫る発表がありました。2年間をかけて行われてきた調査研究・実験研究・文献研究を、ポスターの前で真剣に発表討論が行われました。今回は、海外(ベトナム)からの参加もあり、TV会議システムを用いた発表スタイルの実施により、研究発表の新たな展開も感じることが出来ました。
久住 武 会長による会長講演 大山 史朗 先生による教育講演
そして、昨夏より心身健康科学会会長になられた、久住 武会長による会長講演を『「皮膚」と「肌」が紡ぐ心身相関の科学』のタイトルで行われました。本学会の設立のお話からはじまり、先生の研究のルーツから、からだの現象をこころとの相互作用として解明へと探究していく道に共感を覚えました。
また、教育講演として、理学療法士であり、本学にて修士課程(心身健康科学)を修了された大山史朗先生(医療法人青葉会のざきクリニック)により『”より良く生きるための知恵” を体現し、伝える者として』とのタイトルでご講演をいただきました。大学院での研究を充実させ、一層に有効な知見を得るためのとても大きな励ましとなりました。
一般口演の発表者の中から選ばれる学会奨励賞として、「鳥のさえずりへの感情はにおいによって変容する」を発表された加藤悦子さん(人間総合科学大学大学院)が受賞されました。本大会の抄録集はこちらからご覧いただけます。
一般口頭発表の様子(学会奨励賞 加藤 悦子さん) ポスター発表の様子
デジタルポスターによる海外からの発表
午前、午後を含め本大会では約130名の参加者のみなさまにお会いすることが出来ました。
座長を務めていたただきました先生方、ご参加いただきました皆様に心より御礼申し上げます。