第 53 回 心身健康科学サイエンスカフェ《らてとーく!》
※ 第 53 回 心身健康サイエンスカフェ《らてとーく》 は、オンラインで開催いたします。
今回のサイエンスカフェは、お昼の時間帯(12:30 ~ 12:50)に開催するらてとーく!(ランチタイム テーブルトーク)を企画しました。心身健康の専門家のショートトークを、オンラインweb会議形式で開催! お昼休みのちょっとしたひと時を、最新の科学の話題でお過ごし下さい。
→ ご参加お申し込みはこちらから(ご参加申し込みフォーム)
「認知症予防のための食生活とは?」
日程 | 2021 年 8 月 18 日(水) |
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開場 | 12:10 |
開演 | 12:30 ~ 12:50 ※ お昼の時間帯に開催! |
会場 | オンラインミーティング |
講師 | 時光 一郎 先生 人間総合科学大学 人間科学部 ヘルスフードサイエンス学科 学科長 人間総合科学大学大学院 人間総合科学研究科 健康栄養科学専攻 専攻長・教授 |
主催 | 人間総合科学 心身健康科学研究所 |
参加費 | 無料 |
講師紹介
時光 一郎(ときみつ いちろう)
人間総合科学大学 人間科学部 ヘルスフードサイエンス学科 学科長
人間総合科学大学大学院 人間総合科学研究科 健康栄養科学専攻 専攻長・教授
【主な経歴】
・京都大学農学部農芸化学科卒業
・京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了
・慶應義塾大学医学部 博士(医学)
・花王株式会社ヘルスケア第一研究所 所長
・花王株式会社ヘルスケア食品研究所 所長
・石巻専修大学 客員教授
・花王株式会社研究開発部門 研究フェロー
・静岡県立大学 客員教授
【講師からコメント】
認知症予防は超高齢化社会を迎えた日本において緊急の課題です。食生活と認知症発症との関係について明確にするため、老化促進マウスSAMP8を用いた高脂肪食負荷試験を行いました。更に食品として緑茶抽出物に注目し、その予防効果について検討を行いました(Nutrients 2019)。
研究では、SAMP8において対照マウスに比し有意な脳重量の低下が認められ、高脂肪食摂餌による低下傾向が示唆されました。また、緑茶抽出物摂取により高脂肪食摂取による脳重量低下の有意な抑制が認められました。記憶学習機能やアミロイド-βの沈着量においても同様の変動が認められました。機構解析として、酸化ストレスやシナプス関連因子の変動についても報告しています。これらより、認知機能低下に対する高脂肪食の加速効果および緑茶抽出物の抑制効果が示唆されました。
本モデルは認知症予防のための様々な生活要因の探索に活用されています。認知症予防のためには、食事だけではなく運動、睡眠、更にはストレス対策など生活習慣全体を見直すことが重要と思われます。生き生きと活躍する元気な高齢者が増えることを期待したいと考えます。
お申し込み方法
お申し込みフォーム(推奨)または学会メール、お電話にてお申し込みください。
お申し込み時には、以下の内容をお知らせください。
→ ご参加申し込みフォーム(推奨)
①「2021 年 8 月 18 日 サイエンスカフェ受講希望」
② 氏名
③ 電話番号
④ 参加希望人数
⑤ 職業等
⑥ メールアドレス(申し込みフォームの場合)
→ Email:jshas(アット)human.ac.jp、電話:048-749-6111
※ Emailの(アット)は@に変えてお送りください。
※ 心身健康アドバイザーの方は参加により、1ポイントの更新ポイントが付加されますので、ぜひご参加ください。
主催:人間総合科学心身健康科学研究所
共催:人間総合科学大学 日本心身健康科学会