2007年度 第1回 生涯学習特別講義のご案内

現代の家族を考える―家族病理と心身のケア―

「生涯学習特講」は人間総合科学大学独自のネットワークにより、社会の第一線で活躍する著名な先生をゲスト講師として招き、講義やパネルディスカッションを行なう特別講義です。国内外の知を集結し、本学の学生・教員との交流を図るなかで、今日的な人間総合科学、および心身健康科学に関するテーマを取り上げ、議論し、新たな知の構築をはかる試みで、毎回多くの受講生を集めています。

2007年度の第1回は、現代の家族の問題に焦点を当て、ゲスト講師に斎藤学先生を招き、変化する家族と社会の現状をさまざまな視点から見つめ、家族の中の暴力や依存・共依存、世代間伝達といった現象を議論し、家族に起因する心と身体、そして社会が抱える問題解決の糸口を探っていきます。

参加を希望される方は、申込要領に従って手続きを行ってください。

本学会認定『心身健康アドバイザー』称号取得者は、受講により称号更新時における2ポイントを獲得します。

日時

2007年7月14日(土)
9:00~17:40

場所

人間総合科学大学 蓮田キャンパス 2階 大教室
JR蓮田駅 徒歩約13分もしくはバス4分
地図はこちら

※ 当日、車での来校はご遠慮ください。

ゲスト講師

斎藤 学先生
家族機能研究所代表・アライアント国際大学/CSPP
臨床心理大学院東京サテライトキャンパス 主任教授・精神科医

講師

中野 博子先生
人間総合科学大学 教授

コーディネーター

久住 武先生
人間総合科学大学 教授

島田 凉子先生
人間総合科学大学 教授

プログラム概要

1限
久住 武
9:00~10:10
難聴を主訴とした症例から家族の問題を考える
難聴は、日常生活にも支障を来すとともに、それに伴う心理的問題を抱える人も多い。ここでは、聞こえないことを受容できずに難聴の鍼治療を希望して来院した症例をもとに、その背景にあると思われた家族関係について考えてみる。症例は、幼稚園に通う女の子を筆頭に3人の子供を持つ母親である。本人の生活歴をもとに問題点をあげ、参加者から多くの意見をいただき、今後の参考にしたいと考えている。
2限
中野 博子
10:10~11:10
「問題」を持つ子と家族のサポート―心理士として―
不登校、摂食障害などの問題を持って心療内科、精神科を受診するクライアント本人やその家族への心理士としての治療体験を通じて、現代のクライアントとその家族のサポートのあり方について検討する。
3限
島田 凉子
11:20~12:20
障害を持つ子どもの同胞のケア
心身の症状や障害、行動上の問題を持つ子どもに対し、親はできるだけのことをしようとする。そのとき兄弟姉妹は、何をどう感じ、どんな問題を抱える可能性があるか。さまざまな事例を通して考える。
パネルディスカッション
12:20~12:50
パネリスト:久住 武、中野 博子
司会:島田 凉子
午前の部の講演内容のまとめと質疑応答。
12:50~13:50 昼休み
4限
斎藤 学先生
13:50~15:00
家族病理について
5限
斎藤 学先生
15:10~16:20
家族への介入および治療
6限
パネルディスカッション
16:30~17:40
パネリスト:斎藤 学先生
久住 武、中野 博子
司会:島田 凉子
午後の部の講演内容のまとめと質疑応答。

※ ゲスト講師、講演内容は一部変更となる場合がございます。

受講料

無料

受講申請期限

~7月7日(土)必着【申請期限厳守】

受講許可書本学発送期日

~7月13日(金)

心身健康アドバイザー更新ポイント

2ポイント

申込要領

往復はがきに以下の通り記載の上、送付願います。
受講許可書は往復はがきの返信をもってかえさせていただきます。

postcard

重要!

受講終了時に、上記「受講許可書」と引き換えに「修了書」(※)をお渡ししますので、当日は「受講許可書」を忘れずにお持ちいただくようお願いいたします。
※『心身健康アドバイザー』称号更新申請時に必要となります。

【2007年度予定】

2007年度は下記のとおり生涯学習特講を実施する予定です。内容、ゲスト講師、申請期日については決まり次第随時、ご案内いたしますので、是非ご参加ください。

第2回 10月27日(土)
第3回 12月8日(土)
第4回 3月15日(土)

※日程、実施回数等は変更になる場合がございますので、予めご了承願います。