第14回 日本心身健康科学会 学術集会開催報告
2012年2月18日(土)に、人間総合科学大学東京サテライトにおいて、第14回 日本心身健康科学会学術集会が開催されました。
今回は「心身相関の科学の新展開」をメインテーマとし、2011年9月に会長に就任された青木清会長より「人間の心身健康科学の基盤としての神経行動学」と題した会長講演を、藤田紘一郎先生より「「こころ」と「からだ」の免疫学‐腸内細菌の働きを中心に‐」と題した特別講演をいただきました。
さらに、シンポジウム講演では、人間総合科学大学 大学院博士後期課程を修了された3名の先生から「心身相関を各分野でどのように生かしていくか」という視点で貴重な発表をいただきました。
- 内田都先生「脳深部電気刺激によって引き起こされる感情の変化から生じる行動変容」
- 髙山範理先生「心身相関の観点からみた森林浴の科学的効果」
- 古川公宣先生「こころが運動に及ぼす影響を科学する」
なお、一般口演では8題の演題発表があり、口頭発表・ポスター発表で活発な意見交換がありました。
特に優れた発表に対して授与される奨励賞について、今回は「精神科病院で働く看護師のストレスに関する調査~交代勤務と性周期の影響~」(代表者:浜部恵美)が受賞となりました。
学術集会には101名の参加者があり、活発な討論が行われました。
講師、座長を務めていただきました先生方、ご参加いただきました多くの皆様に心より御礼申し上げます。
当日の様子
青木清先生による会長講演
藤田紘一郎先生による特別講演
パネルディスカッションの様子
一般口演の様子